
離婚するとき、家はどうする?|ローン・手出し・親の支援まで、やさしく解説
離婚を考えはじめたとき、あるいは話し合いが進んでいるとき、「この家をどうしよう」という悩みは、とても重く感じられるものです。子どもの学校のこと、ローンのこと、これからの暮らしのこと。気持ちの整理がつかないまま、決めなければいけないことが次々にやってきます。
ひたちなか市の地元の不動産会社ビーイングには、そうしたご相談も寄せられます。この記事では、離婚のときの家の考え方を、きれいごとだけでなく、今の住宅事情の現実もふまえて、できるだけやさしくまとめました。
まず、急いで決めなくて大丈夫です
離婚の話し合いの最中は、心も体も疲れています。家のことは大きな決断なので、「早く片づけたい」という気持ちだけで売ってしまうと、あとで後悔することもあります。
最初にやることは、決めることではなく、知ることです。「この家は今いくらくらいなのか」「ローンはいくら残っているのか」。この2つが分かるだけで、話し合いがずっと具体的になり、気持ちも少し落ち着きます。
家の選び方は、大きく3つ
| 選び方 | 向いている場合 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 売って分ける | どちらも住み続けない。お金ですっきり分けたい | ローンが売れる価格より多いと、差額の準備が必要 |
| どちらかが住み続ける | 子どもの学校を変えたくない。住みなれた場所にいたい | ローンや名義が相手のままだと、将来トラブルになりやすい |
| しばらく持っておく | 子どもの卒業まで、など時期を決めて考えたい | 共有のままだと、売るときに二人の合意がいる |
どれが正解ということはありません。大切なのは、今の気持ちだけでなく、5年後・10年後の暮らしも思い浮かべて選ぶことです。
現実の話①:ローンが売れる価格より多いとき
いちばん多いお悩みが、「売ってもローンが残ってしまう」ケースです。家の価格より、残っているローンのほうが多い状態です。
家を建てた・買ったばかりの頃は、ローンがまだあまり減っていません。そのため、思っていたより手元に残らない、あるいは足りない、ということが起こります。
差額が出たときの方法には、次のようなものがあります。
・貯金から差額を出す(いわゆる「手出し」)
・ご両親など家族に助けてもらう
・売る時期を少し先にのばし、ローンが減るのを待つ
・どうしても払えない場合は、金融機関と相談して売る任意売却
手出しは、つらい決断です。それでも、ローンと家をきちんと手放して、新しい生活を身軽に始めるための費用と考えて、ここで区切りをつける方もいらっしゃいます。どの方法がよいかは、まず正確な価格とローンの残りを並べてみてから一緒に考えましょう。
現実の話②:ご両親からの支援を考えるとき
差額や、新しい住まいの準備のために、ご両親が「少しなら出せるよ」と言ってくださることもあります。ありがたい支えですが、まとまったお金を受け取ると贈与税がかかる場合があります。
貸してもらう形にするのか、もらう形にするのかでも扱いが変わります。受け取る前に、税理士や税務署に確認しておくと安心です。ビーイングでも、必要な場合は税理士へのご相談をおつなぎします。
現実の話③:建築費が上がっている今、考えておきたいこと
ここ数年、建築費や資材の値上がりが続き、新築の家は以前より高くなりました。これは、離婚のときの家の判断にも関わってきます。
・家を出る側:新しく家を建てる・買うのは、以前より負担が大きくなっています。まずは賃貸で暮らしを整え、落ち着いてから考える方も多くいます。
・家を売る側:新築が高いぶん、手ごろな中古の家を探している方もいます。家の状態や場所によっては、思ったより良い条件で売れることもあります。
「売るか、住み続けるか」は、相場の流れも見ながら判断すると、後悔が少なくなります。
まずは「今いくらくらいか」を知ることから。無料でお調べします。
住み続ける場合に、確認しておきたいこと
子どものために、どちらかが家に住み続ける。とても自然な選び方です。ただ、次の点はあとで困らないように確認しておきましょう。
・ローンの名義:家を出た人の名義のままだと、その人が返済をやめたとき、住んでいる側が家を失うおそれがあります
・連帯保証やペアローン:離婚しても、金融機関との約束は自動では消えません
・家の名義(登記):財産分与で名義を変えるときは、司法書士に相談します
ローンの名義を変えるには、金融機関の同意が必要です。早めに金融機関に相談しておくと安心です。
財産分与と家のこと
結婚してから買った家は、名義がどちらであっても、ふつうは夫婦の財産として分ける対象になります(財産分与)。家を分けるときは、「家の今の価格」から「ローンの残り」を引いた金額が基準になることが多いため、正確な価格を知っておくことが大切です。
財産分与は、離婚したあとからでも求めることができますが、期限があります。分け方の話し合いや法律のことは、弁護士にご相談ください。
ビーイングが大切にしていること
・ご近所に知られにくい売り方:チラシやネットに大きく出さず、買いたい方に個別にご紹介する方法もあります
・お二人と別々にやりとり:顔を合わせて話すのがつらいときは、それぞれと別々にご連絡することもできます
・専門家への橋渡し:財産分与は弁護士、名義変更は司法書士、税金は税理士。必要なところへ、ビーイングからおつなぎします
・無理に売りをすすめません:住み続ける、しばらく持つ、という選び方も含めて一緒に考えます
離婚は、終わりではなく、新しい暮らしの始まりです。家のことが一つ片づくと、気持ちも前を向きやすくなります。その一歩を、地元の不動産会社としてそっとお手伝いできればと思っています。
よくある質問
まだ離婚が決まっていませんが、相談してもいいですか?
もちろんです。「もし売ったらいくらくらいか」を知っておくだけでも、話し合いの材料になります。ご相談したことが相手の方に伝わることはありません。
相手と連絡を取りたくありません。
共有名義の家を売るには、最終的に二人の同意が必要です。ただ、やりとりはビーイングが間に入って、別々に進めることもできます。話し合いが難しい場合は、弁護士へのご相談をおすすめします。
ローンが残っていても売れますか?
売れます。売ったお金でローンを返すのがふつうの流れです。売れる価格がローンより少ない場合の方法も、一緒に考えます。
関連する記事
相続で共有名義はやめた方がいい? ›
リースバックと普通の売却の違い ›
連絡不要のかんたん査定 ›
ビーイングの売却実績マップ(120件以上) ›
離婚と家のこと、ひとりで抱えこまずに
まだ何も決まっていなくても大丈夫です。ご相談・査定は無料で、内容が外にもれることはありません。
お電話で相談する(無料)029-354-40009:00〜18:00(水曜・GW・お盆・年末年始を除く) フォームで無料査定を依頼する › 名前も電話番号も不要のかんたん査定で目安を見る ›表紙の写真はイメージです。内容は2026年11月時点のものです。財産分与・ローン・税金などの個別の判断は、弁護士・司法書士・税理士などの専門家や金融機関にご確認ください。